免疫力

免疫とは

私たち人間は「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類の免疫システムで健康を維持しています。

自然免疫」とは、人が生まれながらにして持っている原始的な免疫システムで、

体にある「マクロファージ」や「好中球」といった細胞が、

病原菌やがん細胞を食べて消化して排除します。これを貪食(どんしょく)といいます。

 

獲得免疫」とは、進化した動物で見られる免疫システムで、

「T細胞」「B細胞」と言われる細胞が、体内に侵入してきた病原体にぴったり当てはまる抗体を作ってやっつけます。

この抗体は、一度作ると2度目はより迅速に準備されます。

インフルエンザやBCGなどのワクチンはこの仕組みを利用しているんですね〜

 

免疫力を高めるには?

では免疫力を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?

・・・それは「酵素」というもののちからが欠かせないのです!

そして腸内環境を整えることが大切です。

いったい酵素とは何なのか、、、まずはそこから紐解いていくことにしましょう!

 

酵素について

酵素とは。。。

私たちヒトを含む生物は、体の中で様々な化学反応を引き起こし生存しています。

その化学反応を引き起こすための必須タンパク質というものがいるわけですが、、、

それが「酵素」の正体です。

わかりやすく説明すると、家を作る時に木材や壁材、サッシといった様々な材料がいると思いますが、、、

それら材料にあたるものが三大栄養素の蛋白・でんぷん・脂肪で、それを組み立ててくれる職人さんが「酵素」です。

 

たとえば、肩コリや頭痛、、最近風邪を引きやすくなった、、ぽっこりとお腹が出てくるようになった。。。

こういった様々な身体の不調は免疫力の低下、つまり酵素不足が原因であるといえます。

酵素は主に生の野菜やフルーツに含まれています。

酵素の働き

消化吸収を活性化する 神経の働きを正常化する

新陳代謝を活発にする 余分な脂肪を除去する

身体の毒素を排出する 免役力を高める

細胞を形成する 血液浄化  など

あなたが酵素不足がどうか下記の項目をチェックしてみて下さい

食べると眠くなる     体が重い

病気ではないがだるい     目覚めが悪い    

何をしても痩せない     お通じが一定しない

汗をかきにくい     イライラしやすい

口臭が気になる     生野菜を摂らない

太りやすくなった気がする     おなら、便が臭い

便秘      疲れがとれない      筋肉がよくつる

濃い味付けが好き     肌につやがなくなってきた

肌荒れが気になる     むくみ、冷え性  

 

☆あなたはいくつチェックがつきましたか?☆

これらの症状はいずれも酵素不足によって引き起こされた不調です。

チェックした数が多ければ多いほど、免疫力はダウンしています。

 

 

がん細胞から体を守ってくれる免疫

ここで、病気の中でも有名な「がん」について話しましょう。

現代の日本人の3人に1人は一生に一度はがんにかかる時代になってしまいました。

日本人の死因で一番多いのは「がん」です。

人の身体は1日1兆個以上の細胞が破壊されると同時に、1兆個以上が新しく作られています。

その中で健康な人でも、寝ている間に3000個から数万個のがん細胞ができてしまいます。。。

それでも私たちは滅多なことでは、がんになりません!なぜでしょう!?

それは体に「免疫システム」があるからです。

免疫力は20歳あたりがピークで、それ以降は次第に低下し、

50歳では3分の1にまで落ち込みます。

いかに免疫力を上げ、病気にならない身体でいるかが、健康で長生きする秘訣となるんですね〜。

 

 

免疫機能の8割がなんと腸の中に

近年、免疫機能のなんと80%が「」に存在していることがわかってきました。驚きですね〜!

その中でも小腸はよく「内なる外」といわれ、実は外界と接しています。口や鼻の粘膜は、、、

のど→呼吸器→食道→胃→小腸→大腸→肛門」までつながっていることを考えてみると、粘膜というバリアを介して、小腸は外界と接しているんですね!

免疫機能の98%は眠っている状態といわれ、それを活性化させる為には腸内の善玉菌を増やす必要があります。

善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌などに含まれます。

ヨーグルトを摂ることと、あわせてビフィズス菌のエサである、オリゴ糖を多く含む

大豆・ゴボウ・たまねぎ・にんにくも摂ることが大切です。

 

「潜在酵素」とは

人間が潜在的に持っている「潜在酵素」というものがあります。その量は生まれつき人によって違います。

一度この世に生を受けてからではその量は変えらないのです。なんと!!

それは、妊娠中のお母さんの食べ物に左右されます。

赤ちゃんがお腹の中にいる時、母親がたくさんの酵素食を食べていれば、その子供は潜在酵素がたくさんあります。

妊娠中のお母さんは、ぜひともたくさん酵素を摂ってください。

ちなみに、体内の酵素量には限りがあり、使えば使うほど、どんどん減っていくんですね。。。泣

消化に酵素を使いすぎると、代謝に酵素が回せずおろそかになってしまいます。

酵素の無駄遣いがなくなれば、身体の不調も減り病気もしにくくなると言えます。

使った以上に酵素を摂ることができれば、いつも元気でいられるんですね〜!

朝食は要らない

この見出しを見て「えっ?」と思う方も多かったとは思いますが、、、

昔から「朝ごはんはしっかり食べなさい」と言われて育った人が多いと思います。

1日のスタートである朝にエネルギー補給しないと「頭の回転が悪くなったり、動いてもスタミナ不足ですぐ疲れる」。。。

確かにそうとも言えます。

 

しかし1日の生理リズムからいうと、朝は食べなくてかまいません。1日3食になったのは江戸時代なってからのことで、

明治時代や大正時代まで、当時は朝食は粗末なものでした。

朝ごはんはしっかり食べよう!」というスローガンが掲げられるようになったのは戦後以降、昭和30年を過ぎた頃からです。

 

「朝食」のことを英語で「breakfast」といいます。「fast」には「断食」と言う意味があります。

何も食べない状態(fast)を破る(break)。

それこそが朝食の語源だったわけで、もともとは朝食は無かったのです!これまた驚きです!!

朝食を食べるとしても、排泄を助けるための酵素たっぷりな生野菜や果物を摂ります。

そうすると血液の浄化作用も高まります。

 

摂りたい油と摂ってはいけない油

脂肪の摂り過ぎは太るもとです。消化にも時間がかかり、同時に酵素を無駄遣いしてしまいます。

しかも、消化しきれなかった分は腸内で腐り、腸内環境を悪化させて免疫力の低下につながります。

 

トランス型脂肪酸

市販でも売られているマーガリンショートニングの原料です。人間の体内で代謝されない人工的な食品で日持ちします。

実はこのトランス脂肪酸は人間の細胞膜の中に入り込み、細胞膜や細胞の働きを狂わせ、

栄養物資を食い荒らします。おそろしいことですね。。。

化学製品を溶かしたような毒性に近い油ともいえ、海外では仕様が禁止されている国も数多くあります。

 

酸化した油脂

油脂は長時間空気と接触したり、高温で加熱されたりすると酸化します。

酸化した油を摂取すると、血中に酸化した活性酸素の一部が発生し、動脈硬化の原因となってしまいます。

作り置きした揚げ物ポテトチップスなど油で揚げたスナック菓子酸化しているのです。

これまでは、「植物性の油脂はヘルシー」と言われていましたが、

植物性油に多く含まれるリノール酸の過剰摂取が近年、問題になっています。

なんと、アレルギーやがん、心臓疾患、免疫異常などの病気の原因となることがわかってきました。

マーガリンやスナック菓子の原料、ドレッシングマヨネーズのほか、小麦や米などの穀物にも含まれています。

それを私たちは知らずと摂っています。

 

一方で体に良い油もあるので、ここで紹介します。

「α–リノレン酸油」と「EPA・DHAというものです。

天然の青魚

(DHAやEPAなど血液をサラサラにする不飽和脂肪酸が多い)

 

亜麻仁油、エゴマ油、しそ油(α−リノレン酸が豊富)

アーモンド、クルミ、ピスタチオなどのナッツ類

α–リノレン酸やオレイン酸など体によい油が多い)

 

※なお、これらは加熱してしまうとすぐに酸化してしまうので、そのままの状態、

例えばサラダのドレッシングなどに加えて摂るのがおすすめです。

ちなみに加熱しても酸化しにくいのは、質の良い菜種油やグレープシード油、玄米油、ごま油などで

これらの性質を知り、うまく使い分けることが大切なんですね〜!

 

また、「しょうが」にも素晴らしい効果が確認されています。

しょうがの薬効としては、生のしょうがに多く含まれる「ジンゲロール」というものがあり、強い殺菌力があり身体の免疫を高めてくれるのです。

この成分には、抗炎症作用抗酸化作用があり、さらに消化の速度を高め脳機能を高める効果も発見されている。

具体的な症状として変形性膝関節症に役に立つといわれており、

研究によるとしょうが抽出物を摂取した人は痛みが少なく鎮痛薬の服用も少なくて済んだというデータもでているみたいです!

また、ある研究結果で生理痛症状の緩和につながることも分かってきました。しょうがは女性の味方なんですね!

 

免疫力が下がる「食べてはいけないもの」

砂糖

白砂糖の成分であるショ糖は、ブドウ糖果糖がくっついてできています。この2つは単独でなら体にとっていい栄養素となりますが、

くっついていると消化酵素が働きかけてもなかなか切り離せないのです。

そのため、消化酵素を大量に浪費し、消化不良のまま終わってしまいます。

消化されずに血液中に入ったショ糖は、ウイルスや悪玉菌のえさになります。胃の中に残ったショ糖はピロリ菌を増殖させ、小腸内では悪玉菌のえさとなり、

大腸では菌のバランスを崩し、悪玉菌優位の状態とします。

体を守る白血球が悪玉菌を退治にかかりますが、その白血球からは活性酸素が武器として出現し、

臓器はダメージを受けてさまざまな病気を引き起こしてしまいます。。。

 

肉・魚などの動物性タンパク質

疲れている時には焼き肉!などとよく言われますが、疲れている時こそ、酵素です。

疲れている時に消化に負担がかかる加熱食や高タンパク質、高脂質な食べ物を食べていては胃腸が休まることなく、

酵素の無駄遣いになります。それで身体の回復が遅れるんですね〜。。。

動物性タンパク質は消化するのに多量のエネルギー、そして酵素が必要となります。

消化しきれなかった分は腸内に残り、腐敗して腸内の悪玉菌を増殖させ、様々な病気を引き起こしてしまうんですね〜!

 

食品添加物

皆さんは日本人が食品添加物を年間にするとどれほど口にしているか知っていますでしょうか?

実は日本人は4kg、多い人で8kg近く大量の食品添加物を摂取しているとも言われます。

食品添加物の中には、実は発がん性が指摘されているものも多くあります。

ハムソーセージ、ベーコンなどに含まれている亜硝酸ナトリウム(発色剤)リン酸塩(結着剤)

練り物やくん製などに含まれているソルビン酸K(カリウム・合成保存料)

インスタントラーメンなどに含まれているBHA(酸化防止剤)、お菓子や清涼飲料水などに含まれている食用赤色2号(合成着色料)など、

挙げ出したらきりがありませんね。。。

これらの食品添加物は、酵素の働きを阻害したり、酵素の浪費につながります。

今一度食品に何が含まれているか、成分表示をチェックしてみると良いでしょう。

 

女性ホルモンと酵素の深い関係

酵素不足は万病の元ですが、女性の悩みを引き起こすもう一つ重要な要因として、

女性ホルモンであるエストロゲンの減少があります。

エストロゲンの分泌は20〜30代をピークに30代半ばごろから減少し、閉経直前の45歳ごろには急激に減少します。

エストロゲンが分泌されすぎると、乳がんのリスクが高まりますが、減少するとエストロゲンの材料となる

コレステロールを溜め込もうとして肥満になったり、更年期障害の原因にもなったりするんですね。

PMSや生理痛高コレステロール血症動脈硬化骨粗しょう症などの症状も発生します。

エストロゲンの生成には、酵素、補酵素としてのビタミン、ミネラルが必要ですが、酵素不足だとエストロゲンが生成されず、

代謝の低下や皮下脂肪の蓄積に拍車がかかります。また、悪質な油の過剰摂取により、

エストロゲンの原料となる善玉コレステロールが減少します。

そこで、酵素を意識した食生活をするよう心がけたいものです。女性には生まれつき「糖質分解酵素」や「脂肪分解酵素」が不足している人が多いので、

それらを特に多く含む、海藻やセロリ、アボガドなどがおすすめです。

大豆商品も女性ホルモンのもとです。豆乳や豆腐、納豆といった食品も摂取するとなお良いでしょう。

※などに含まれる大豆イソフラボンは、エストロゲンの急激な低下を抑えてくれます。果物も同時に摂取するとなお良いです。

 

 

まとめ

ここまでいろいろと栄養や酵素に関すること、免役について言ってきましたが、、、

免疫を司どる腸、、、それは生物にとってなくてはならないものです!

腸のない動物はいません!それだけ腸は大切だといえます。

腸を整えるためには「酵素」の力が欠かせません。免疫力をあげるには、酵素力のアップからやりましょう!

現在、世界的にコロナウイルスが猛威をふるっている中、人自身の免役力をいかにあげておくかが大事といわれています!

あずみの整骨治療院では、酵素栄養学を学んだスタッフによる的確なアドバイスで、

患者さんの食生活をサポートさせて頂きます。

 

あずみの整骨治療院
〒917-0072 福井県小浜市千種1−5−21
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電話番号:0770ー64ー5740

 

 

 

 

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